お知らせ

2008.08.01 メディア掲載

朝日ファミリー北摂版において公益社が紹介されました。

▼朝日ファミリー北摂版において公益社が紹介されました。
(2008年8月1日号2面)

【記事内容】

きちんと聞きたい

いつかはやってくる親との別れ。1日でも長く元気でいて欲しいと思うからこそ、あえて、人生のエンディングについて話すことを避けている40代もいるはず。しかし、親子が生前に葬儀、墓、財産について本音や意向を知っておくことは、トラブルを避けて悔いを残さないという意味でも大切なことのようだ。

■家族と話し合って準備したい私の「エンディングノート」

親が急逝したら遺族は混乱しながら短時間のうちに多くのことを決めなければならない。故人の希望や思いを大切にしつつ、トラブル無く葬儀を終えるためには、事前に話し合って意向を伝えておくとスムーズだ。決めておきたいポイントと最近の傾向を公益社「千里会館」(吹田市桃山台)千里営業所副所長・1級葬祭ディレクターの香川一彦さんに教えてもらった。

地域社会の行事だった葬儀の規模もだんだん小さくなり、形式にとらわれなくなってきた背景には、宗教者とのかかわりや家族の絆が希薄になってきたことがある。高齢化が進み、死亡時に親が80歳を超え、その子も定年退職をしているというケースも増えて、家族や親族のみで送る30人までの「家族葬」が、増えつつある。この言葉自体、誕生して10年足らず。費用は一般の葬儀に比べて参列者が少ない分だけ安くなる。葬儀は自分の生き様や個性を表す儀式だと考え、生前に自分自身で遺影や棺に入れるものまで細かに決めたり、生前葬をする人も現れている。
家庭裁判所における相続関連相談件数は約14万1千件(2007年司法統計年報)と死亡者数の約10分の1にのぼる。生前に明確な取り決めがなかった家族が多いことがうかがえる。60歳を過ぎれば子に、介護、財産、葬儀と墓について自分の意思を伝えておくのが先立つ者の思いやりではないだろうか。
葬儀に関しては規模とスタイルを決めて、文面で残すとよい。誰に、どこで、どのように見送ってほしいか。仏式の場合は菩提寺の僧侶と相談しておく。特に祭壇は故人の人格を表すので、希望を明確に。最近は、故人が好きだった音楽を流しながら、棺を参列者が取り囲んで語り合うなど、宗教にとらわれない葬儀スタイルも増えつつある。規模とスタイルが決まれば葬儀会社と相談し大体の予算を把握できる。いくら本人が希望しても不可能な場合もあるのでプロにアドバイスをもらうのは有意義だ。
子は親の交友関係や本音を知りえないことが多い。また、認知症などで意思を明確に伝えられなくなる可能性もある。死亡した時、病院から直接葬儀場に向かうのか、いったん家に戻りたいのか、亡くなったことを知らせてほしい人の名前と連絡先、世話役や喪主は誰に頼むかなど、自分の考えを整理するためにもエンディングノートの作成を勧める。

■こんなはずでは…読者の体験から

●Y子さん(49歳・豊中市)は、一人暮らしの義母を東京から引き取ったが、同居して1週間で亡くした。病院から紹介された葬儀会社に依頼し、近所の公営会館で葬儀の用意を進めていた。長男で一人息子の夫が、代々墓がある東京の寺に僧侶の派遣を依頼すると
「うちの寺で葬儀をしないと、墓には入れないし戒名も出せない」。実家を出て30年たつ夫は、墓や葬儀についての決まりごとを全く知らなかった。豊中では急きょ、祭壇のない好きだった花を置くだけの送る会に。東京での葬儀は、母の交友関係もわからず、参列者は親族のみとなった。

●「健康でまだまだ大丈夫」と思っていた73歳の父を心筋梗塞(こうそく)で亡くしたS子さん。(48歳・宝塚市)。部屋には「周囲には知らせず、家族だけで送ってくれ。のこったら、うまいものでも食べろ」という走り書きした紙に包まれた100万円があった。いつ用意されたのか、本心が測りかねたが、葬儀についての希望は、この紙に残された言葉のみ。退職して久しいし、友人も多くはない。と判断して母、きょうだい、親族ら18人で送った。その後、どこで聞きつけたのか勤めていた会社の元部下やゴルフ仲間、近所の知り合いなどが、ひっきりなしにお参りに訪れ、心労で母が寝込んでしまった。

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(朝日ファミリー北摂版 2008年8月1日号2面)
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