社葬の種類

社葬に対する考え方が多様化しており、本葬として、儀礼を重視した従来の形式だけでなく宗教色を一切廃した「お別れの会」というスタイルも増えてきました。
大きくは「社葬」「お別れの会」「合同葬」に分けられますが、いずれのスタイルにも、豊富な経験とノウハウが求められます。

社葬の種類と特徴

社葬とは規模の概念ではなく、その葬儀の費用の負担と運営の責任者が誰なのかにより決まります。

社葬(本葬) お別れの会(本葬) 合同葬(準社葬)※
費用負担・
運営責任者
企業 企業 ご遺族と企業
特徴 会社の発展に貢献した人を顕彰する儀礼行事。運営や費用の負担は企業で行います。

社葬を
ご検討の方
意味合いは社葬(本葬)と同じですが宗教色や儀式性は薄くなります。

お別れの会を
ご検討の方
ご遺族と企業が合同で行う葬儀。個人葬と社葬とを別々に行わずに1回で行います。

合同葬を
ご検討の方
  • 社葬(本葬)

    費用負担・運営責任者

    企業

    特徴

    会社の発展に貢献した人を顕彰する儀礼行事。運営や費用の負担は企業で行います。

  • お別れの会(本葬)

    費用負担・運営責任者

    企業

    特徴

    意味合いは社葬(本葬)と同じですが宗教色や儀式性は薄くなります。

  • 合同葬(準社葬)※

    費用負担・運営責任者

    ご遺族と企業

    特徴

    ご遺族と企業が合同で行う葬儀。個人葬と社葬とを別々に行わずに1回で行います。

※複数の企業が合同で主催する場合にも「合同葬」といいますが、この場合は費用負担・運営責任ともに企業が負うものであり、性質上は社葬となります。一般的に「合同葬」という場合には、ご遺族と企業の合同葬を指すことが多いです。

社葬の式場と形式の検討

式典の主旨・意義などを踏まえ、最適な式場選びをお手伝いします。

社葬・お別れの会を行う式場・会場には、それぞれにメリット・デメリットがあります。何を優先したいかによって適切な式場・会場を絞り込んでいくことが大切になるため、詳細情報と合わせて専門的な知識が必要になります。

式場・会場から先に決めてしまいますと、想定していたことが規定により行えない場合や意図した方向とは違った形で着地してしまう場合もありますので注意しましょう。

公益社は、
その問題解決を支援する専門家集団
です。
場所を検討する際はまず、お電話ください。ご希望にあわせて最適なご提案をいたします。

社葬を行う場所の比較

  • 寺院・
    宗教施設
  • ホテル
  • セレモニー
    ホール
  • 多目的
    ホール
  • 貴施設

大規模葬も可能な名門寺院

向いている形式:

  • 社葬
  • お別れの会
  • 合同葬

メリット

  • ご遺体・ご遺骨を安置しながら宗教儀式が行える。
  • 施設の単独使用ができることにより、企業イメージや故人の人となりを厳粛な雰囲気で表現できる。
  • 宗教色を取り入れたお別れができる。

デメリット

  • 参列者の接遇面では、ホテルのような人的サービスが期待できない。
  • 天候に左右される場合がある。
  • 駐車台数が少ない施設が多い。
  • 寒暖の差があり、参列者に身体的負担を強いることがある。

社葬の形式の比較

宗教式 無宗教式
(式典あり)
無宗教式
(式典なし=流れ献花)
メリット

・故人の宗教儀礼に則ることで厳粛な儀式となる。

・ご遺族にとっても、宗教・宗派に則り故人を弔うことができる。

・故人の人となりを弔辞などを通じて表現することで、儀式としての厳粛さが増す。

・ビジュアル・音響・音声などで故人の人となりや功績・遺業を偲ぶことができる。

・参列者の時間的な拘束が少ない。

・座席などの指定や制約がなく、参列者にとってはリラックスした捉え方で参列いただける。

デメリット

・参列者が信仰する宗教・宗派とは違う場合、戸惑われることがある。

・参列者の時間的拘束を余儀なくされる。

・参列者が多数の場合、場所が限定される。

・参列者の時間的拘束を余儀なくされる。

・着席式とするため席割などが発生し、関係者を区分けしなければならない。

・故人を偲ぶという色彩が薄くなる。

・ホテルを会場にすることが多いため、宴会主体になりがちである。

対応する
社葬の種類
  • 社葬
  • 合同葬
  • 社葬
  • お別れの会
  • 合同葬
  • 社葬
  • お別れの会
  • 合同葬
  • 宗教式

    メリット

    • 故人の宗教儀礼に則ることで厳粛な儀式となる。
    • ご遺族にとっても、宗教・宗派に則り故人を弔うことができる。

    デメリット

    • 参列者が信仰する宗教・宗派とは違う場合、戸惑われることがある。
    • 参列者の時間的拘束を余儀なくされる。

    対応する社葬の種類

    • 社葬
    • 合同葬
  • 無宗教式(式典あり)

    メリット

    • 故人の人となりを弔辞などを通じて表現することで、儀式としての厳粛さが増す。
    • ビジュアル・音響・音声などで故人の人となりや功績・遺業を偲ぶことができる。

    デメリット

    • 参列者が多数の場合、場所が限定される。
    • 参列者の時間的拘束を余儀なくされる。
    • 着席式とするため席割などが発生し、関係者を区分けしなければならない。

    対応する社葬の種類

    • 社葬
    • お別れの会
    • 合同葬
  • 無宗教式(式典なし=流れ献花)

    メリット

    • 参列者の時間的な拘束が少ない。
    • 座席などの指定や制約がなく、参列者にとってはリラックスした捉え方で参列いただける。

    デメリット

    • 故人を偲ぶという色彩が薄くなる。
    • ホテルを会場にすることが多いため、宴会主体になりがちである。

    対応する社葬の種類

    • 社葬
    • お別れの会
    • 合同葬

社葬の知識を豊富に身に着け実務の経験が豊富な秘書・総務・担当者様は年々減少しつつあります。

人事異動が盛んな企業・会社では特に、知識を身につけて必要性を感じ始めた頃に異動になってしまうこともあり、ナレッジやノウハウが浸透しない状態で後任にバトンタッチすることも珍しくないでしょう。
しかし、いつ何時にその知識が実務と化すかは誰にも予測ができないものです。
転ばぬ先の杖として社葬について最低限のポイントをおさえておく必要性があり、その知識を持って社葬やお別れの会を経験することで社内外ともに貴重な存在として一目置かれるようになります。
反対に何も知識や準備がない状態で、いざという時を迎えることを想像してみましょう。
秘書・総務・担当者様にとって、これほどの重責を背負って望む場面が突然に来てしまったら…。その後の人生にも影響するかもしれない一大事となることでしょう。
そのような時でも、冷静に立ち回るためには日常の訓練が大切になります。

公益社が開催している社葬・お別れの会セミナーでは、事前の準備からご逝去時の行動および注意する点をはじめ、当日までのスケジュール管理の仕方や各種手配の方法など公私ともに実際に役に立つ内容が満載です。
社葬・お別れの会・合同葬の基礎知識を身に着けて不測の事態に備えておきましょう。

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