会場の選定には、キャパシティや利便性などさまざまな要素を総合的に検討することになりますが、この事例では、故人やその家族に縁のあった場所を選定したことで、より故人らしさが表現できました。
ご遺族のご意向を尊重していくという基本方針のもと、社葬の会場はご遺族からの希望で、生前に故人がよくご利用され、お嬢様が結婚式を挙げられたホテルに決定しました。
会社としても、取引先企業の数からかなり多くの参列者が予想されること、多くのVIPに時間的な拘束を強いないこと、そして交通の利便性に優れていることから、会場選びについては意見が一致しました。
また、駐車場の確保が容易な点や天候に左右されず空調設備が整っている点も大きなポイントでした。
形式は無宗教葬・式典なしのお別れの会で、献花後にお食事を召上っていただくスタイルを取ることになりました。
このお別れの会について
生前より綿密に打合せを実施し、密葬からお手伝いさせていただいたことで、ご遺族と担当者との信頼関係が増し、決めなくてはならない多くの事柄もスムーズに決めることができました。ご遺族の意向を尊重しながら、企業としてもすべきことをしっかり行った結果、多くの方々が参列して故人とお別れをすることができ、またご遺族・企業側双方にもご満足いただけたケースだったと思います。