故人とオーナー家がご希望された会場は、キャパシティーオーバーと考えられました。しかし、大変思い入れのある会場ということで、その希望をかなえるべく工夫を凝らし、当日は参列者の混乱もなく、無事とりおこなうことができた事例です。
そのような故人を送るにはどのような場所がふさわしいか?オーナー家であるご遺族の頭には、故人の愛した合気道でご縁のある「東京會舘」がまず浮かびました。
しかし、参列者数の想定からすると、キャパシティオーバーです。公益社からは、その会場では対応が難しいことのご説明をさせていただくとともに、参列者数に合わせた規模の会場を、他にもいくつかご案内させていただきました。
しかしご遺族としては、ほかの会場を検討すればするほど、故人に縁のあった場所で実施したいという思いが強くなっていくようでした。
その思いの強さに、会社側からも、どうにかしてその思いに応えられないか、オーナー家の意向を尊重したいという要望が公益社に寄せられました。
その熱意に応える形で私たちも発想を切り替え、東京會舘でとりおこなううことを前提とした計画に転換しました。
このお別れの会について
お別れの会の会場は、通常は規模を最優先して決定しますが、縁の深い会場や故人が好んだ場所で行いたい、というご要望も少なくありません。一見難しいケースであっても、公益社では、ご要望に沿ったお別れの会を実施できるようあらゆる可能性を検討し策を講じます。
この事例では会社の担当者も、ご遺族のご要望に応える方向で進行できたことで、ご遺族からとても感謝されたとのことでした。