半世紀の長きにわたり社を率いた創業者の社葬は、創業の原点を再認識し、また接点が少なかった若い世代の社員にも会社の歴史やポリシーを伝えるよい機会となりました。社葬を通じ、社内の絆が深まった事例です。
A社は、創業当初からグローバルな出版社をめざし、次々と新たなスタイルの雑誌を出版し続けてきた出版社です。
創業者であった故人は、半世紀にわたる長い期間をこの会社の社長として牽引してきました。
「人」を大切にし、社員だけでなくその家族にも思いをいたす経営スタイルで、社員にとっては父親のような存在であったといいます。
この社葬においては、父親を送るように社員が一丸となって準備に取り組みました。
この社葬について
社員の方々がご遺族と同様に創業者を慕い、一丸となって準備に携わっておられたのが印象的です。総務部長様は、社葬をとりおこなう前には、社葬というのは対外的な儀礼行事だと考えていたそうです。しかし、社葬を通じて社員が会社や創業者のことをより深く知り、社員同士の絆を深めていったのを実感し、「社葬は社内にもよい影響を与えるものなのですね」、と感動されていました。