社葬の知恵袋

《体験レポート》 I社‐ホテルでのお別れの会

『 総務の仕事にミスは許されない』―東証1部上場会社I社の会社史上初めての社葬

ホテルのお別れの会にて、多くの参会者によって祭壇前に手向けられたカーネーションの献花

厳粛なセレモニーを滞りなく進行することは、仕切る立場の方にとって大きな重圧がかかるものです。その重圧を乗り越えて得たものや実際の状況について生の声をまとめました。体験談を読み進めるにつれ、描写される様々なことから実際の様子が浮かびあがり、参考になる面があると思います。
秘書・総務などを中心に、社員一丸となって危機を成長に変えてゆくセレモニー。それが社葬・お別れの会を行う意義の一つでもあります。一連の流れを通じて得たものは、体験者にとって大きな価値を生むようです。

社葬の事前準備の重要性と経験の重み

2003年、1930年の創業以来エネルギー事業を中心にエレクトロニクス関連に至るまで幅広い分野で事業を展開し、グループ会社約300社/総社員数約12,000名を誇る東証1部上場会社、I社の創業者が亡くなられました。
創業者は「世の中に必要とされるものが互いに扶け合うことに価値基準を置き、社会や生活者の満足・CS(カスタマー・サティスファクション)を追い続けること」という事業哲学のもと、正に先見性と実行力をもって、逸早く「企業としての社会貢献」を企業理念として掲げてこられた方でした。
同社の成長に大きく貢献した人物であり、シンボルともいえる存在でもあった創業者の死は、社員に多大なる動揺を与えました。社内が悲しみに包まれたのは勿論のこと、その影響は非常に大きなものでした。しかし、そのとき総務・秘書担当者はただ悲嘆にくれているわけにはいきません。企業として直ちに葬儀の準備にかからなければなりませんでした。密葬から社葬までの経緯について総務担当者Tさんは次のように語っています。

会社の歴史の中で初めての社葬

「当社の総務・秘書担当部署においては、社歴と共に実績と経験をともなった人材に恵まれ、社内外における行ことから社員に関連する葬儀の対応まで、社内規程を基本に整備されています。今回の場合でも、葬儀社の手配・取締役会での社葬の決定・密葬の手伝い・社葬の企画原案の作成・取締役会での承認・社外への告知・運営組織の結成・運営マニュアルの作成…など、総務担当歴30年の私にとっては諸先輩方から教えて頂いた知識・資料の後押しもあり、規程やガイドラインは完全に整備できていました。ただひとつの不安は、経験が無かったということです。
社歴は長くても創業者が健在であったことから、いつの時代の総務担当者も社葬の実経験がないのです。総務担当3大行こと『株主総会・移転・社葬』の中で、唯一社内的なノウハウが蓄積されない行事ほど不安なものはありません。」

社葬を経験して学んだこと

「社葬を経験して学んだことは、企業にとって記念行事以上に大きなイベントである社葬は企業の経営・発展に最も深く関わった人の死を悼み、送る儀式であると同時に、その体制が維持されることを社内外にアピールする役割も大きいということです。そして、私達総務・秘書担当者の最大の役割は、実務は勿論のことですが、『遺族』『社内』『社外』の三者、また『経営陣』『遺族』『実行委員会』の三者の間に立つ調整役としての、重要な役割を担っていることです。
経営陣と遺族の意向を活かしながらどれだけスムーズに当日を迎えることができるかが、通常の行事と違い心身を磨り減らしたところでした。」

総務の仕事にミスは許されない

「前文にも少し述べさせて頂きましたが、当社は実は、1980年前半からリスクマネジメントの一つという位置づけで、マニュアルの整備は勿論のこと、グループの総帥・創業者の葬儀を想定してシミュレーションを行い、その中で総務・秘書担当者は、企業、業界、社会とあらゆる変動要因を想定しながら公益社さんと何度も打合わせを行ってきました。そして、いざその時を向かえた際はマニュアル以上に『遺族』と『経営陣』の調整役のフォローをしていただきました。時代のニーズ、そして創業者の経営理念をより理解していただいたうえで、私達の思いを『お別れの会』で実現し、無事終えてくれた事に感謝します。最後に、社葬はやり直しがきかず失敗の許されない企業の大きなイベントです。このイベントを経験できた事で創業者を始めとする経営陣、そして当社への思いがより強くなったのは私だけではないと思います。」

※画像はイメージです。

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