社葬における香典・供物・供花の取扱い

香典や供物・供花は一般的な弔意表現ですが、社葬においては一般の葬儀の場合と取扱いが異なります。

社葬やお別れの会においては香典や供物を辞退することが多く、その場合には訃報広告や案内状にその旨を記載します。
香典を辞退するケースが多い理由としては、会葬者の負担になることや、当日現地にて金銭授受に対応する人員確保の必要があり、トラブルリスクも高まることなどがあげられます。受ける場合には、法人の収入にするか遺族の収入にするかにより税務上の取扱が異なりますので、それらも含め検討する必要があります。香典は本来故人への弔意の表明なので、通常は遺族が受け取る形にします。企業が受け取る場合には、雑収入として計上します。
香典・供物を辞退した社葬には参列していただくのが最大の弔意表現となりますが、供花は受けるようにしておくと、参列できない遠方の企業や多忙な関係者も弔意を表すことができ、式場も華やかになります。