【お別れの会の基礎知識】今さら聞けない「お別れの会」とは
お別れの会の特徴や会場、開催時期、式次第などの基礎知識についてお伝えします。
「お別れの会」というと、芸能人や有名人が亡くなったときなどに、葬儀とは別に故人とのお別れの場として行われる会というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
お別れの会を行うのは芸能人が亡くなった場合だけではありません。「社葬」の一つの形式として、「お別れの会」を執り行う場合が近年増えてきました。ここでは、「お別れの会」の基礎知識をお伝えしていきます。
「お別れの会」とはどのような形式か
「社葬」とは、創立者や会長、社長など(元会長・元社長も含む)、その企業にとっての功績者が亡くなった際に、企業が主催者となって執り行う葬儀や行事のことを言います。企業が主催する「お別れの会」も社葬の一つの形であると言うことができるでしょう。
一般的には、宗教形式に則って読経や焼香などを行う場合に「社葬」と呼び、宗教儀礼にとらわれない形で行う場合に「お別れの会」と呼ぶことが多いようです。
お別れの会では式典を行う場合と行わない場合があり、会食もある場合とない場合がありますが、式典を行う場合にも宗教儀礼にはとらわれず、焼香の代わりに献花を行ったり、その間、生演奏で献奏したりするなど、式次第を自由に組み立てられるのが特徴となっています。
お別れの会の開催時期や会場について
お別れの会は、逝去から約1か月半後を目安に、四十九日法要および納骨式までに行うのが一般的となっています。
お別れの会の会場には、多くの参列者を収容できることや、交通の便の良さ、さまざまな演出に対応可能であることなどが求められます。
このため、ホテルや専門の施設、多目的ホールなどが会場に選ばれることが多いです。また、自社施設や故人にゆかりのある場所などを会場とする場合もあります。
お別れの会実行委員会や案内状について
お別れの会を開催する際には、社内にお別れの会実行委員会を編成して企画や準備を進めます。社葬の葬儀委員長にあたる「お別れの会委員長」は企業の代表者が務め、実行委員長は担当役員や総務部の責任者が務めるのが一般的です。
お別れの会の日時や会場が決まったら、社内への通達を行うとともに、取引先などへは案内状などを用いて社外にお知らせします。
案内状には、故人の死亡通知および亡くなった日時、お別れの会の日時と会場、お別れの会委員長の氏名などを記載します。参列者の人数を把握するために、返信はがきなどで出欠確認を行うことをお勧めします。
お別れの会の演出について
お別れの会は、宗教儀礼にとらわれない式次第とすることが可能なため、さまざまな演出を取り入れることができます。
お別れの会で多く見られる演出としては、スライドや映像、パネルなどによる故人の経歴紹介があります。
式典中に故人の紹介を行う時間を設ける場合もあれば、会場内の展示や、会食中の映像などでの紹介など、さまざまな方法があります。
また、小編成の管弦楽などによる生演奏の献奏なども、お別れの会にふさわしい演出の一つです。
故人らしさを伝えられる演出を取り入れましょう。
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